タニヤで遊ぶ理由

タニヤとは

 この前のテーメーに続いて、タニヤも、多くの方にとっては説明不要かと思いますが、これまた一応。バンコクの夜遊びスポットは沢山ありまして、インバウンドで外貨を稼いでいるタイにあっては、その夜遊びスポットは外国人向けなところが多いわけです。その中で、それこそ、俺達のナナプラザであったり、テーメーカフェであったり、日本人をターゲットにしたお店がかなりあるんですが、そんな中でも特に日本人をターゲットにした夜遊びエリアが「タニヤ」と呼ばれる場所です。そのエリアにはゴーゴーバーやカフェ形式ではなく「カラオケ」の形式が多いです。カラオケ、と言っても、日本のそれとは少し違っており、日本でいうスナックに近い形態のお店です。女の子が隣りに座ってお酒を飲み、カラオケを歌う、という。
 最大の特徴は、多くの女の子が日本語が堪能であること。それこそ、日本のカラオケスナックと同じで、一人で歌うもよし、女の子も歌える子が結構いるんで、歌うのを聴くもよし。そういう子は、デュエットなんかも仕込まれているので、一緒に歌うもよしです。しかも、タイですから、気に入った子はそこから「持ち帰る」こともできるわけですね。もちろん。
 そんなわけで、お店の名前なんかも日本語でその街は日本語だらけですし、周りのご飯屋さんも日本食ばかりですし、もうほんとにそこは日本です。お客さんももちろん日本人しかいません。

私は行きません

 上の説明で行ってみたくなった方はいらっしゃいますか?私も初めてタイに来る際、上記のような解説を、タイに詳しい先輩からされたわけです。楽しいぞ、と。ただ、私はそれを聞いたときから魅力は感じませんでした・・・

「だったら日本でいいじゃん」

 って思ったんです。ナナプラザやテーメーカフェにも日本人客用の女の子はいますが、それでも基本的にはやり取りも英語もしくはタイ語で、やはり外国なんです。外国に来たからには外国を感じたいじゃないですか?なぜわざわざ日本に似せたところで遊ばないと行けないんだ、と思ったわけです。結局、旅行で来ていたときに、タニヤに行くことはなかったです。
 あと、ナナプラザなんかがあるエリアはどこにでも行きやすく、色んなものが密集しているエリアですが、タニヤのあるシーロム・サラデーンというところは少し、色んなとこに行きにくいんですね。旅行のときもですが、住むようになって特に行きにくいんですよね。少し遠いんです。

タニヤが「選ばれる」理由

 やはり、海外で夜遊びをする際、慣れていないと「怖い」ということもあるようです。その点タニヤは女の子達は日本語喋れるから、細かい説明もしてくれるし、そもそもオーナーであったり、スタッフにも日本人もいて、ネイティブの日本語でやり取りができますし、安全ですよね。そのうえフィリピンパブの「シャッチョーサン」は少し古いですが、そういう風に日本の夜のお店以上に持ち上げてくれるというのもあるのでしょう。

外国にある「日本」の面白さ

 そんな私でも一度だけ連れられて行ったことがあります。感想としてはシンプルに楽しかったです。「日本でいいじゃん」とは思いますが、働く女の子の、想像以上の日本語の上手さ、や、仕事とはいえ、日本の言葉を学び、日本の文化や歌を知り、一生懸命それを駆使してくれる様子。そういうところに「日本にはない日本」も感じ、外国でそれを味わう楽しさを感じました。同伴だったのですが、日本の焼肉屋さんに行き、焼肉を食べ、お店の中では日本の歌を聴き。お魚天国やテレサ・テンを聴いて、なんかその古い感じもおかしくて。そのズレのようなものがクセになるのかな、と。
 結局コロナ禍で、復活が遅れたこともあって、その一度しかタニヤで遊ぶことはなかったですし、やはり私はスクンビットの方が遊びやすいですが、食わず嫌いはいけないし、やはり皆さまに、一度は味わってもらいたいな、と思いました。

日本語が得意な夜の女の子は大体タニヤ出身

 これは憶測ではなく、何人か、ゴーゴーバーやテーメーカフェで女の子から直接聞いたんですが、やはりタニヤの女の子は日本語力が段違いですし、鍛えられ方も半端ないので、今ナナプラザやテーメーカフェにいて、すごく日本語が達者な女の子はタニヤ出身と思って間違いないそうです。それだけ、日本人のとって、夜遊びをしやすくしてくれている根幹を作ってくれているのがタニヤなんだな、と感じますね。

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